私の本業は住宅のメンテナンスで住宅の設備や器具で起こる様々なトラブルを解決する事です。
水回りの修理もそのうちの１つで、昨日トイレがつまったので修理して下さいとご連絡がありました。
もちろん直ぐに駆け付けたい所なのですが、私もスタッフの予定がぎっしり詰まっていて当日ご対応が出来ません。お客様より自力で直す方法を教えて下さいと言う申し出がありました。
私も直ぐに駆け付けれない罪悪感から「わかりました！」と言う事でご教示させて頂きました。
トイレつまりは熱湯で直るのか？
残念ながら直らないと思います。熱湯で直るとすれば、油系のつまり（台所関係のつまりであれば、つまりの除去と言うよりは予防でお勧めする事はあります。
毎日の台所仕事が終わった時点でシンクにお湯をはり、一気の排水をすると熱で油成分の塊が多少分解されるので予防としては効果が見込まれます。しかし完全に詰まってしまっては少々手遅れかと思います。
ハンガーでトイレつまりは直るのか？
熱湯よりは期待できます。ただ期待値は１００％中１０％程度です。上手く行けば程度と考えて下さい。ハンガーを分解して針金状にし便器に中に突っ込みます。様式便器は上に上がって下に落ちる様な構造をしているので上手く針金を入れる事が出来れば詰まりの原因にあたってトイレつまりが抜けるかもしれません。しかしこの方法は”紙”か”便”でつまった時限定です。
他の異物（例えばスマホやボールペン・子供のおもちゃ等）の場合は便器を取り外さないと詰まりを解消する事は難しいです。
トイレつまりを自分で直すには
まず、順当な作業はラバーカップです。ホームセンターで1,000円程度で売っていると思います。便器の排水口をラバーカップのゴム部分で全て塞ぐ様に準備し”ガボガボ”と大きくピストンします。便器の中で空気が揺れて詰まりが解消できると言う仕組みです。
これでだめなら、ワイヤーを使います。結構皆さん間違ったワイヤーの使い方をされていますが、原則便器の方からワイヤーを突っ込み”ガリガリ”作業をすると便器に傷が付きます。
正しくは便器の真裏（屋外）にあるマスから便器に向かってワイヤーを突っ込んで下さい。上手くつまりに当たれば抜ける可能性があります。
トイレつまり除去の期待値は
ラバーカップ＝７０％
ワイヤー＝２０％
と言った所です。これで抜けない場合は無理をせずに業者を呼んだ方が良いです。業者の相場は簡単なつまり抜きで6,000円～10,000円以内です。
紙や便以外がつまっている場合は便器の脱着をする必要があるので
費用は20,000円～30,000円が相場です。
まとめ
本日はトイレつまりの修理方法について記載しました。参考にされて下さいね。
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