え?!間違ってるよ!「コンパネ」と「べニア」と「構造用合板」の違いを解説。

建築関連



DIYをやっている皆さん!

コンパネで床を作ってその上にクッションフロア貼って

はい完成!

え!?ヤバくない?ホルムアルデヒド!

ホームセンターでも購入出来る

「コンパネ」「べニア」「構造合板」を利用して

DIYでもやってみようか!そう思っている方も

多いと思います。

実際に購入する時に何を基準に選べばいいの?

耐久性や防水性、環境問題。

「コンパネ」「べニア」「構造用合板」建築現場でも

使用されるこの3つの違いについて分かり易く解説しますね。

今まで間違った使い方をしていたかもしれませんよ!

では、どうぞ

あっ!説明が分かりにくい人の為に最後、図解でまとめたので見てね!

それぞれに適した用途

DIYや建築現場などで良く使われる言葉「コンパネ」ですが

正式名称はコンクリートパネル

合板です。つまり複数の薄い板を貼り合わせた1枚の板。

5層の板を貼り合わせているケースが大半です。

ホームセンターで販売されているサイズは

900mm×1800mmで、厚みが12ミリ

このサイズで販売されているケースが多いです。

畳1畳分の大きさですね。

コンクリートを打設する時に型枠用として使用すると言うのが

本来の使い方です。

表面は粗くガサガサしています。板が反っている物も多いので

品定めが大切ですね。

また表面塗装されたコンパネもあります。

コンクリートの型枠に使われるので耐水性は良いです。

要は、合板の板と板を接着する接着剤を耐水性の良いモノに

している為です。

ホルムアルデヒド放散量基準F☆☆☆☆

取得はされていない場合が大半です。

後で詳しく説明しますが、室内使用は控えるべきですね!

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べニア板は「コンパネ」「構造用合板」の元になる

うす~い1枚の板。

 

はい。3つの板を区別すにはこのポイントが一番大切です。

もう一度言いますね。

「コンパネ」も「構造用合板」も、基はべニア板。

べニアを接着剤で貼り合わせたのが「コンパネ」。

で、同じようにべニア板を接着剤で貼り合わせて

コンクリートパネル(コンパネ)の用途以外

使用する為に作られたものが「べニア合板」、

普通合板などですね。

OK?ついて来てますか(笑)べニア合板のサイズは

厚みが2.3mm、3mm、4mm、5.5mm

9mm、12mm、15mm、30mm

と豊富で横・縦の長さが910×1820mm

が定寸となります。コンパネより若干大きいです。

3×6(サブロクサイズと言いますね。ちなみに、

正確には建築資材の尺貫法の規定

3尺=909mm、6尺=1818となっています。

ただ、現代では、900mm×1800mmもサブロク

と呼んだりしますので、ま~参考程度に押さえておいて下さい。

住宅の構造用に使用される合板です。

ま~ようするに、屋根・壁・床などに使用される下地材ですね。

強度を必要とされる所にも使用されるので、強度はハイレベルです。

構造用合板は接着の程度、接着耐久性などを「類別」で

表したり、総合的な品質を「1級」「2級」で表したりします。

類別

1種:メラミン樹脂接着剤

(湿気に強いので屋外の使用で使われる事が多い。)

特類:フェノール樹脂接着材

(雨・湿気に強く、住宅用構造耐力部材、足場などに使わる)

品質

1級=木造住宅で骨組みとなる、構造耐久上重要な箇所に使用出来る物です。

2級=屋根・壁・床の下地用として使用される。

 

構造用合板は、ある一定の数値基準を満す必要があると言う事です。

構造用合板の殆どは針葉樹合板が使用されています。

「針葉樹」とは葉が針のように細い樹木の事を差し、

マツや杉などがあります。

針葉樹合板は針葉樹の合板なので、主に、赤松、カラマツ、ヒノキなどを差しますね。

以前は、針葉樹合板よりも安価な構造用合板が使用されていましたが、

シックハウス症候群が取りだたされ2003年7月1日に建築基準法が改正されました。

その事により「シックハウス対策」が義務付けらる事になったのです。

「シックハウス症候群」とは例えば住宅リフォーム後に、部屋にいると

「頭痛・めまい・セキ・目がチクチクする」この様な症状です。

原因は科学物質を多用する製法・工法や生活用品の増加が上げられています。

そして、科学物質を多く使う建材・内装材にも厳しい目が向けられました。

その結果、シックハウス症候群を引き起こす代表格のホルムアルデヒドが注目され

ホルムアルデヒド放散量基準の表示が大切な基準になる訳ですね。

この様な理由があり、以前の安価な構造用合板では

ホルムアルデヒドの基準に対応出来ないケースも多く、

針葉樹合板がホルムアルデヒド対策により適した資材として

普及する様になったようです。

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JASマークとF☆☆☆☆について

コンパネやべニア、構造用合板について、なんとなくご理解頂けましたか?

最後に図解で説明しますね。

その前に、DIYでコンパネやべニア、構造用合板の使用を考えている方へ

JASマークとF☆☆☆☆について説明しておきますね。

ホームセンターで購入の際には気にかけて下さい。

JASマークとは

農林水産製品についての全国統一規格です。

Japanese Agricultural Standardの頭文字を取って

「JIS(ジャス)」と呼ばれています。

品位や性能、成分などJAS規格を満たす

林産物や食品に表示される安心のマークと言う事です。

 

F☆☆☆☆とは

F☆~F☆☆☆☆までの4段階で、表示される

ホルムアルデヒドがどれ程、放散するかを

分かりやすく表示したマークですね。

☆4つを「フォースター」と言ったりします。

星4つが最もホルムアルデヒドの放出が少ないと言う事です。

考え方として、シックハウス対策として内装材のF☆☆☆☆は

使用面積の制限なく使用出来ますが☆が少なくなれば

使用面積の制限がされると言う事ですね。

DIYで室内リフォームを行う場合には

JASマーク表示+F☆☆☆☆商品を選べば

安心度が増すと言う事です!

まとめ

図解でまとめてみました!

まとめ図解!

 

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